『グレープフルーツだけじゃダメなの?…!?』

食事由来の葉酸の利用効率が確定していない

厚労省通知では、

食事由来の葉酸の利用効率が確定していないこと

各個人の食生活によっては0.4mgの葉酸摂取が困難な場合もあること

最近の米国等の報告では神経管閉鎖障害の発症リスク低減に関しては、食事からの摂取に加え0.4mgの栄養補助食品からの葉酸摂取が勧告されていること

という3つの理由を挙げて、

食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減することが期待できる

と、伝えています。『バランスの良い食事に加えて栄養補助食品(サプリメント等)から摂る事が必要』だという事がご理解頂けましたでしょうか?

ただここで一つ注意点があります。過剰摂取の問題です。

葉酸摂取量は1日当たり1mgを越えるべきではないことを必ずあわせて情報提供するとともに、いわゆる栄養補助食品を利用することが、日常の食生活のあり方に対する安易な姿勢につながらないよう周知すること

とありますから、適切な分量である0.4mg(400㎍)を守っている葉酸サプリメントが望ましいですね。

少なくとも妊娠の1か月以上前から

多くの妊婦が妊娠して又は妊娠の疑いを持って産婦人科の外来に訪れてからの対応では遅いと考えられることから、多くの研究報告と諸外国の対応では、葉酸の摂取時期を少なくとも妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までとしている(※原文ママ)

とも書かれていますから、妊娠発覚後に当サイトを訪れている方は、『ふたりめ』の時にぜひお取り組み頂ければと思います。一方で、

妊娠が判明してからの摂取でも効果がみられたとする報告もある

とありますから、悲観なさらずに、今からでもあんしん・安全な葉酸サプリをお選びください。

【参考文献】厚生労働省通知:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03c.pdf